マガジンのカバー画像

市民データサイエンスの現場を訪ねて

30
データビークルの最高製品責任者であり統計家の西内啓がデータ活用で成果をあげている企業・組織のキーパーソンの方とデータサイエンスの現実について語り合う対談シリーズ。
運営しているクリエイター

#ビッグデータ

「数字で物ごとを判断しようというDNAがトライアルにはある」トライアルカンパニー 西…

十数年分のID POSデータを自前のITシステムで活用西内 まずはご存知ない読者の方向けに、御…

「データ分析の結果を社会に還元できる仕組みづくりを」日本経済新聞社 山内秀樹氏×…

メディアだからこそ思想的なことが言いやすかった西内 日本経済新聞社さんの「強み」はどの…

「パッションを持って取り組んだら理解者が現れた」日本経済新聞 山内秀樹氏×西内啓…

パッションを持って取り組んだら理解者が現れた西内 解約を防止するために読者にメールを送…

「データから直情的・直線的に判断しても成果にはつながらない」日本経済新聞社 山内…

感覚ではなく、数字を見てサービスをつくるほうが成果が出る西内 山内さんはこれまで、統計…

「リーダーに学ぶ姿勢がなければ、道具を使いこなす文化は育たない」グッデイ 柳瀬隆…

リーダーが自ら学ばなければ、便利なツールを使いこなす文化は育たない柳瀬 私は、自分が社…

「データ分析はコミュニケーションツールである」グッデイ 柳瀬隆志氏×西内啓対談 Vo…

データ分析によって話の齟齬がなくなった西内 私たちはこうしてシティズンデータサイエンス…

「今まで自分がデータ分析だと思っていた作業は、データ分析ではなかった」グッデイ 柳瀬隆志氏×西内啓対談 Vol.1

市場分析がマクドナルド相手の仕事につながった商社時代西内 柳瀬さんはどのようなきっかけで統計学に興味をお持ちになったのでしょうか。 柳瀬 大学時代は経済学を専攻していたのですが、一般教養科目で履修していた統計学の授業にもとても興味を持ちました。実家が商売をしていたこともあって、数字を集計したりするのは割と好きな方だったんです。 大学を卒業してから三井物産に就職しまして、食料本部の総括部に配属されました。入社2年目には、缶詰や冷凍食品を海外から輸入して国内の問屋さんに売る