シティズンデータサイエンスラボ
データビークルの最高製品責任者であり統計家の西内啓がデータ活用で成果をあげている企業・組織のキーパーソンの方とデータサイエンスの現実について語り合う対談シリーズ。
データを活用してエビデンスに基づいた経営判断を行いたいと考えるすべての人に。「データでもっと儲ける方法 ~経営とマーケティングのためのアナリティクスデザイン~(著:西内啓/発行:翔泳社)」の全文を公開します。
データ活用のための結合作業引き続き、スーパーマーケットのID-POSを題材にして、条件①を満たせるためにどうすればよいかを考えていきます。結合を行なう際には次のような手順で考えていくとよいでしょう。 手順① 表をまたいでデータをつなげるための「キー」を確認 手順② つなげる前に「データを含む対象」にズレがないか確認 手順③ 「最終的に何毎に一行にまとめるか」を決定 手順④ 複数行になる場合は適切に集計 では手順①について考えてみます。顧客マスターはポイントカードを作ってく
ないようであるデータ・あるようで使えないデータまずは、企業がデータを活用する際、最初のボトルネックとなりうる「データの問題」について考えていきたいと思います。 うちにはあまりデータなんてないと思っている企業でも実は意外にたくさんデータを持っています。一方で、うちは大量のビッグデータを持っていると思っている企業でも、いざ活用しようとするとそれだけでは使い物にならないことがわかったりします。なぜこのようなギャップが生まれてしまうのでしょうか? その答えは「業務のためのデータ
ビジネスの世界でビッグデータという言葉を聞くようになってずいぶん経ちますが、多くの企業ではまだまだデータをビジネスに活用しきれているわけではありません。 一体、データもあればデータ分析のできるITシステムも導入したはずなのに、なぜ多くの企業がデータを活用して価値を生み出すことができていないのでしょうか?まずはそのことについてお話させて頂くことが、まずは弊社および弊社プロダクトの意義についてお伝えする一番良い方法なのではないかと思います。 企業が自社のデータを価値に変