シティズンデータサイエンスラボ
「シティズンデータサイエンス」とは、統計学の専門家ではない一般の人々がツールを用いて手軽にデータを活用すること。データ分析の世界をより身近にします。株式会社データビークルから株式会社ソウジョウデータに運営を引き継ぎました。https://www.soujoudata.com/
記事一覧
「経験と勘」のタクシー営業がデジタルにシフトした Mobility Technologies 川鍋一朗氏×西内啓対談 Vol.1
「タクシー産業の定義が変わる」シリコンバレーでUberを見て受けた衝撃 西内 JapanTaxi(現Mobility Technologies)では2011年に日本で初めてタクシー配車アプリをリリースし、現在では『GO』を展開しています。会社としてデジタル側にピボットしてきた経緯を教えていただけますか? 川鍋 本業であるタクシー事業の半分がデジタルになったことが大きいですね。日本交通のグループ会社であるJapanTaxi(現Mobility Technologies)は2
「データを見て迷宮入りするときは"何がどうなったら嬉しいか"を先に決める 」サツドラホールディングス富山浩樹氏×西内啓対談 Vol.2
データを見て迷宮入りするときは「何がどうなったら嬉しいか」を先に決める富山 私が2019年から取締役を務めているコンサドーレ札幌は、マーケティングが課題になっていました。この課題を解消するためペルソナを立てることになったのですが、データだけでペルソナを考えると迷宮入りしていくんですね。そこで、データを見る前にまず仮説を立てることにしたんです。 現場で培った肌感を持っている営業の皆さんに、わざとデータを見せずにペルソナを描いてもらいました。それで、そのペルソナに合致する人が
「顧客データは大きな資産だという価値に気づき立ち上げた『エゾカ』」サツドラホールディングス富山浩樹氏×西内啓対談 Vol.1
顧客データの価値に気づき共通ポイントカードを着想西内 まずは読者の方に御社の事業の全体像をご紹介ください。 富山 弊社は北海道を中心に約200店舗を展開するドラッグストア「サツドラ」と、5年ほど前に設立した「リージョナルマーケティング」という地域マーケティングの会社を経営しています。 リージョナルマーケティングでは、『エゾカ』という地域の共通ポイントカードを立ち上げまして、現在北海道の世帯カバー率が約65%、会員数が約190万人にまで伸びています。この2つの事業がアセッ