シティズンデータサイエンスラボ

「シティズンデータサイエンス」とは、統計学の専門家ではない一般の人々がツールを用いて手軽にデータを活用すること。データ分析の世界をより身近にします。株式会社データビークルから株式会社ソウジョウデータに運営を引き継ぎました。https://www.soujoudata.com/

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「シティズンデータサイエンス」とは、統計学の専門家ではない一般の人々がツールを用いて手軽にデータを活用すること。データ分析の世界をより身近にします。株式会社データビークルから株式会社ソウジョウデータに運営を引き継ぎました。https://www.soujoudata.com/

マガジン

  • 市民データサイエンスの現場を訪ねて

    データビークルの最高製品責任者であり統計家の西内啓がデータ活用で成果をあげている企業・組織のキーパーソンの方とデータサイエンスの現実について語り合う対談シリーズ。

  • データサイエンス入門講座

    データを活用してエビデンスに基づいた経営判断を行いたいと考えるすべての人に。「データでもっと儲ける方法 ~経営とマーケティングのためのアナリティクスデザイン~(著:西内啓/発行:翔泳社)」の全文を公開します。

記事一覧

誰が何に向いているかの定義は、時代によって変化する<源田泰之さん vol.3>

データ分析できる社員なくして採用活動はできない<源田泰之さん vol.2>

データ活用で採用を「見える化」するソフトバンクの人事部門 <源田泰之さん vol.1>

「ベスト」ではなく「ベター」な意思決定をするためにデータがある / note株式会社 加藤貞顕氏×西内啓対談 Vol.3

数学の基礎知識を社内で共有し、コミュニケーションロスを減らす / note株式会社 加藤貞顕氏×西内啓対談 Vol.2

創業の背景にあった「PV至上主義への違和感」/ note 加藤貞顕氏×西内啓対談 Vol.1

誰が何に向いているかの定義は、時代によって変化する<源田泰之さん vol.3>

人の判定と同等の精度をAIで実現西内 今後、新型コロナによって対面でのビジネスが難しくなってくると、非言語による情報量が落ちてきます。そうなると、データを活用して見極める精度を上げられるかどうかが会社としての競争力に影響しそうですね。 源田 おっしゃるとおりです。データ分析がちゃんとできる人が1日1時間ぐらいやるだけでも全然違ってきますよね。 現在、弊社の採用の応募者の方には一次面接で動画を提出してもらっています。動画はエクサウィザーズの動画解析モデルを使い、合格基準を

データ分析できる社員なくして採用活動はできない<源田泰之さん vol.2>

社員の最適なキャリアを叶えるためにデータを活用 西内 最近のSPIは認知機能だけでなく性格検査もできて、人と人との相性や職種ごとのパフォーマンスなどの指標になります。多くの会社では、せっかくとったSPIのデータを活用せずに破棄してしまっているそうなんです。しかし御社では、データを活用した採用選考をいち早くされていたんですね。 源田 はい。採用だけでなく社員の配置についてもデータを活用することができないか検討しています。 社員の配置についてはまず、事業計画に基づく人材戦略

データ活用で採用を「見える化」するソフトバンクの人事部門 <源田泰之さん vol.1>

営業職から「ソフトバンクアカデミア」での人材育成の業務へ 西内 源田さんのこれまでのキャリアをうかがいたいと思います。最初に入社されたのはソフトバンクだったのでしょうか。 源田 私が入社したのはソフトバンクに買収される前のJフォンでした。当時は個人の連絡方法がポケットベルからPHSに変わって、そこから携帯電話に移り変わるタイミングだったんですね。PHSは日本独自の規格だったのですが、携帯電話は国際規格です。一度普及してしまえば安泰なのではないかという妙な安定志向(苦笑)と

「ベスト」ではなく「ベター」な意思決定をするためにデータがある / note株式会社 加藤貞顕氏×西内啓対談 Vol.3

ウィズコロナ時代はデジタルトランスフォーメーションが鍵になる西内 今、いろんな会社がデジタルトランスフォーメーションを実践していて、アナログにやっていたことをデジタルに移行しようとしています。そんな中、御社はデジタルネイティブな会社だという印象があります。それも、インターネットを使っているからデジタルだという話ではなく、さらにもう一歩踏み込んで、データドリブンネイティブな会社として成功している珍しい例ですね。 加藤 たしかに弊社では、アプリケーションレイヤーに関してはデー

数学の基礎知識を社内で共有し、コミュニケーションロスを減らす / note株式会社 加藤貞顕氏×西内啓対談 Vol.2

毎週社内で数学の勉強会を開催西内 会社が成長していく過程の中で、データドリブンな取り組みをするためにどんな組織づくりをされてきたのか、教えていただけますか。 加藤 組織づくりは本当に試行錯誤してきました。今、会社の規模が90人ほどなのですが、データに関しては専属のデータサイエンティストが1名、外部のパートナーが3名。この4名がデータ分析に携わっています。 また、データをきれいに取り出すための基盤を作るエンジニアリングチームもいますね。それとは別に、取り出したデータからレ

創業の背景にあった「PV至上主義への違和感」/ note 加藤貞顕氏×西内啓対談 Vol.1

「このままでは売れるものだけが売れて、他のものはまったく売れなくなる」 西内 加藤さんとはnote株式会社を立ち上げる前、前職の出版社を退職しようというタイミングで初めてお会いしましたね。 加藤 もう10年くらい前ですよね。Twitterの西内さんのアカウントを見ていて、すごくおもしろい人がいるなと思って注目していたんです。そんなとき、知人の紹介でご一緒する機会がありまして、統計の専門家である西内さんに会社の立ち上げについて相談し、ご協力いただいたというご縁ですね。 西