シティズンデータサイエンスラボ
データビークルの最高製品責任者であり統計家の西内啓がデータ活用で成果をあげている企業・組織のキーパーソンの方とデータサイエンスの現実について語り合う対談シリーズ。
データを活用してエビデンスに基づいた経営判断を行いたいと考えるすべての人に。「データでもっと儲ける方法 ~経営とマーケティングのためのアナリティクスデザイン~(著:西内啓/発行:翔泳社)」の全文を公開します。
「人間への興味を持ち、人間の行動を考える」ことが大切西内 経営やデータ活用において、御社にとっての課題とはなんでしょうか。 木下 データ分析の究極がビッグデータを解析したAI だと思うのですが、そうした環境が整えば整うほど、人間の考える力はどんどん落ちていると感じます。20年前にeコマースの事業を始めた当時は取れるデータが少なく、自動で分析できるわけではなかったので、日々脳味噌を絞って必死で解データを分析していました。 しかし、今の若い人たちはそうした機会がほぼないんで